黄金の左足、ついに復活!

 横浜MF中村俊輔(31)が4日、5日の新潟戦に向け、居残りで20メートル強の直接FK練習を敢行。鋭いカーブでゴール左右両隅ネットを、面白いように揺らし続け、「ボールがよく落ちた。前みたいに蹴れている」と話した。この距離から9本を蹴って5本成功。枠外わずか1本の精度に、練習場スタンドのサポーターから、続けざまにどよめきが起きた。

 相次いで負傷した左足甲や左足首を守るため、4月15日から樹脂製プロテクターを装着。強行出場と引き換えに、左足の微妙な感覚は失われた。患部の腫れがなかなか引かず、2週間以上にわたって装着したが、3日の練習から、薄いテーピングをするだけでのプレーをテストしていた。「(感覚が)ぜんぜん違う。これまでは1センチ以上の分厚いやつをつけていたから」(中村)。木村監督も「ああいう(直接FK)練習ができているのだから(患部の状況は)いいんだろうね」と喜んだ。

 全体練習でCKキッカーを務めた際も「Bクイックのようなイメージで、中沢や栗原に合わせる」という木村監督の要望に即座に対応。低くて速いストレート系のボールを、正確に中沢らの頭上に放った。「プレースキックもそうだけど、それ以上に動きが良くなったのが収穫」と中村。文字通り足かせが取れた司令塔が、W杯を前についに本領発揮の時を迎える。【塩畑大輔】