仙台が、5日の天皇杯2回戦(対ソニー仙台、ユアスタ)で先発を10人も入れ替える。1日のナビスコ杯準々決勝・磐田戦に先発した11人のうち、DF渡辺広大(23)以外の先発選手を交代するプランを手倉森誠監督(42)が明かした。8月28日のリーグ湘南戦から9月11日の同鹿島戦まで15日間で5試合。過密日程に対応すべく、フレッシュな人選で戦い抜く。

 紅白戦の顔触れが大きく変わった。負傷者が多かったため、この日は9対9の変則だったが、直近の磐田戦から主力組に残ったのは渡辺だけ。取材陣から「10人も入れ替えるんですか?」と驚かれた手倉森監督は「何で分かったんだ!?」とおどけつつ、こう続けた。

 手倉森監督

 (本来の主力組の)半分は先発出場することが望ましい、という通達がクラブに届いてるけど、この過密日程では、フレッシュなメンバーこそ最強メンバーだと思ってる。

 8月28日のリーグ湘南戦から、ホームアンドアウェー形式のナビスコ杯準々決勝、天皇杯2回戦を挟んで11日のリーグ鹿島戦まで、3日間に1試合というスケジュールでは無理もない。その中で監督は「(主力組に)かなり消耗が見られる。でも、仙台はリーグ14戦勝ちなしという状況でも、みんなで辛抱強く戦ってきた。今回も全員で乗り越えようということ」と説明した。

 昨年度の天皇杯初戦(10月10日、対ツエーゲン金沢)は直前のリーグ戦から先発6人を入れ替え、主力を温存した。結果は延長120分を戦い1-0の辛勝。今回はさらに多くのメンバーを変更するが、ダブルボランチの永井、千葉やFW平瀬らベテランがそろい「先発だからって気負わず、勝利のために働いてくれる」と監督は心配しない。

 若手の細川や三沢も調子を上げており「磐田戦でアシストした細川はゲームの入り方が良かったし、天皇杯は先発で試してみたい。三沢も公式戦で結果を出してほしい」と期待した。前回4強の天皇杯、初戦で負けるわけにはいかない。チームで勝ち抜くためのビッグチェンジだ。【木下淳】