J2札幌のFW前田俊介(28)が、J通算200試合出場へあと「1」としている。25日、札幌ドームサブグラウンドでの練習では、前節岡山戦と同じ主力組3トップの右でプレー。24日の練習を首痛で休んだが「大丈夫です」と不安を打ち消した。

 広島ユース所属だった04年6月のJ1鹿島戦でリーグ戦デビューして10年。今季もリーグ戦24試合に出場し、1つの節目に届くところにきた。貪欲さは変わらず、6月から5試合連続でピッチに立てなかった時期を振り返り「試合に出られないのは悔しかった」と本音を漏らす。

 バルバリッチ監督(52)就任後は3戦出番が続く。岡山戦では2点目のゴールを決め、指揮官の信頼も高まっている。この日の練習では腹をポンとたたかれハッパをかけられた。「外国人なんで何を言われたか分からないんですけど」とおどけながらも「言われていることをやるだけ」。次節28日のアウェー松本戦でも、変わらぬ姿勢で臨む。