サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会に出場する日本代表に、最強の助っ人がやって来た。

 主催の国際サッカー連盟(FIFA)の招待で、カズ(三浦知良、51=横浜FC)が18日午後11時(日本時間19日午前5時)ごろ、日本が19日に1次リーグ初戦コロンビア戦を戦うロシアの都市サランスクの空港に降り立った。

 キングはロシアでも、やはりキングだった。愛着ある背番号11の? 午後11時過ぎ、VIP専用出入り口から姿をみせた。

 長旅の疲れもみせず、日本代表に対し「スタジアムの雰囲気もいいみたいですし、素晴らしいスタジアムみたいなので、日本の試合を観戦できることに非常に喜びを感じています。コロンビアは相当強豪で、世界的なレベルの高いチーム。耐える時間も長いかもしれないですけど、ここまでW杯を見ていて、耐える時間が長いチームでも最終的に引き分けや、勝利に持ち込めたりしている。日本にも大きなチャンスが、必ず1試合の中で訪れると思いますから、そのチャンスをモノにして点を取ってもらいたいですね」などと早速エール。

 その上で、日本をたつ直前に起きた大阪での地震に心を痛め、心配し「日本代表が活躍することによって、少しでもいいニュースを届けてもらいたい」と話した。

 サランスクに2泊し、ロシア滞在は実質1日半ほどで、日本に戻る強行軍。日本の後輩たちは、日本が世界と戦う道を切り開いてきた偉大なキングに、勝利の報告ができるだろうか。