ブラジル人モデルのアンドレッサ・ユラク(26)が18日、サンパウロのポルトガル代表キャンプ地から退場させられた。地元テレビ局の仕事で訪れており、正式な取材許可証も持っていたが、セキュリティーによってつまみ出されたという。米ヤフー(電子版)が19日、報じた。

 「(クリスティアノ)ロナルドにグッドラックって言おうとしただけなのに、追い出されたわ。表現の自由はどこへいったの?」と憤慨したユラクだが、この女性、いわくつきの人なのだ。いわくつきというよりも、ストーカーといった方が適切かもしれない。

 11日に行われたポルトガルの練習では裸の上半身に、ロナルドのユニホームのボディペイントを施しただけで登場。この時も退場を命じられたが、施設の外でもおっぱいを揺らしながら楽しそうにテレビのリポートを務めた。周囲の、そしてロナルドの注目を集めたいだけの彼女にしてみれば、しめしめといったところか。

 実は、ユラクがロナルドに関わりだしたのは1年ほど前にまでさかのぼる。彼女は英サン紙に「いつもロナルドのことを最高にゴージャスな男性だと思っていたわ。その彼に触られるなんて、信じられなかった」と証言。インターネットでロナルドと知り合い、一夜を共にしたと吹聴した。

 ロシア人モデルのイリーナ・シェイクと交際中のロナルドとしてはたまったものではない。当時も「アンドレッサだかだれだかの記事が出ると聞いたけど、どうして重要な試合の前にこういうことが起こるのか不思議だよ。僕の私生活を台無しにされて本当に頭にきている。すべては捏造(ねつぞう)だ」とすぐさま反論。だが今回、再びユラクにつきまとわれるという悪夢に見舞われている。

 思えばW杯を迎えるにあたり、ロナルドには良いことがなかった。スペイン国王杯、欧州CLを制したつけか、足のケガでコンディションが低下。ロナルドに呪いをかけたというガーナの呪術師まで登場した。W杯初戦のドイツ戦では、クラブでも同僚のDFぺぺがプッツン。相手に頭突きして退場となり、試合は0-4で惨敗した。

 精神的に参っているところに、女ストーカーにつきまとわれたらたまったものではない。多くのロナルドファンは、ユラクのフェイスブックやインスタグラムに「彼を放っておいて」などと批判のコメントを書き込んで、ストーカー行為をやめるように呼び掛けている。だがユラクが今後もつきまとうようであれば、ポルトガルの次戦・米国戦(22日)でもロナルドの活躍は期待できないかもしれない。