国際サッカー連盟(FIFA)の会長選に立候補していた元ポルトガル代表のフィーゴ氏とオランダ協会のファンプラーグ会長が21日、相次いで出馬を断念すると発表した。

 フィーゴ氏は声明で、選挙期間中に討論や演説の機会を十分に与えられなかったとして「これは正常な選挙ではない」と、暗に現職のブラッター会長を批判した。ファンプラーグ会長は関係者と相談して選挙戦を撤退し、同じ会長候補のヨルダンのアリ王子への支援を表明した。

 FIFA会長選は29日に行われる。残る立候補者は、5選を目指すブラッター氏とアリ王子の2人となった。