国際サッカー連盟(FIFA)は11日、スイスのチューリヒで2015年の世界年間表彰式を開き、男子の世界年間最優秀選手「FIFAバロンドール」にバルセロナFWリオネル・メッシ(28)を選んだ。3年ぶりで史上最多5度目の受賞となる。

 得票率は41・33%と圧倒し、2位RマドリードFWクリスティアノ・ロナルド(30)は27・76%、3位バルセロナFWネイマール(23)は7・86%だった。

 メッシは09年から12年まで4年連続で選出されていたが、13、14年はともに2位でFWロナルドが連続受賞。「5度目なんて信じられない。このステージに戻ることは自分にとって特別な瞬間だ」と、昨季、リーグ戦で43得点を挙げるなどして欧州CL、リーグ戦、スペイン国王杯、欧州スーパー杯、クラブW杯の5冠に貢献したFWは喜んだ。

 男子の年間最優秀監督賞にはバルセロナのルイスエンリケ監督が選出された。

 女子の年間最優秀選手にはヒューストン・ダッシュMFカーリー・ロイド(33=米国)、年間最優秀監督賞には米国代のジル・エリス監督(49)が選出され、3人の最終候補に入っていたなでしこジャパンのMF宮間あや(30=岡山湯郷)、監督部門で最終候補入りした佐々木則夫監督(57)は選ばれなかった。