MF小林祐希(24)が所属するヘーレンフェインは、アウェーでユトレヒトに0-1で敗れた。小林は左MFでフル出場した。

 チームは前半25分、CKからのこぼれ球を押し込まれて失点。小林は1点を追う後半11分、左サイドでボールを受けるとドリブルで抜け出してシュート。GKにはじかれたボールを再びシュートしたが、決めることはできなかった。その後もFK、CKから正確なボールを入れて好機をつくったが、得点を奪えなかった。

 前節のPSV戦(3-4)に続く連敗。勝ち点33の5位に付けてはいるが、同54のフェイエノールト、同49のアヤックス、同46のPSVと、3強の背中は完全に遠のいた。小林は「決めなきゃいけない時に決めないと」と話した。

 小林の一問一答は次の通り。

-前半の1点が重かった

 自分のも含めビッグチャンスが3つあったんで、相手はあの1点だけだったんで。まぁ、いいサッカーして後半攻め込んでも決めなかったら負けちゃうんで。決定力ですね。決めなきゃいけない時に決めないと。

-後半の動きが良くなったがハーフタイムで何かあった

 まぁ、監督に活を入れられて、みんな若い選手。ちょっとやらなきゃっていう気持ちになって、みんな前がかりになって、それがいい方向に出たとは思います。

-その前がかりの体勢が後半の小林選手の決定機を生み出した

 俺は、まぁ別に前半からずっと同じようなプレーをしてたんで、俺が変わったというよりも、まわりの立ち位置とか、アグレッシブにボールをうけるとことか変わったんじゃないかな。

-負けが続いてますが

 前節も言ったけど、勝てなくなって自分たちを疑い始めたらドツボにハマってくんで、自分たち、そして自分の力を信じられるかどうかとういうことだと思います。

-チーム全体として前半と後半の動き差が大きい

 様子見をして入っちゃうこととか、アウェーの雰囲気とか、ミスしたくないっていう、特に若い選手はそういう気持ちになっちゃうのかな。それは分からなくもないんで。今は前半終わって後半に修正出来てるって感じなんですけど、それを30分で修正して前半の残り15分もいいプレーっていうか、後半45分いいサッカーができてるので、それを60分に伸ばしたり、65分にして、地道にやってって最後に90分いいサッカーができるようにしていけばいいと思います。

-後半の最後の方は退場者がでたりブーイングなど場内が騒然としたが

 俺はそんなに何にも感じないけど。やっぱレフェリーをもっとコントロールしなきゃいけないなとか、若い選手の感情をもっとコントロールしなきゃいけないなと思います。

(エリーヌ・スウェーブルス通信員)