日本陸連は18日の理事会で、ロンドン五輪の報奨金は金メダルの選手に1000万円、銀メダルに600万円、銅メダルに400万円を支給することを決めた。メダリストは選手、コーチとも前回北京五輪と同額で、コーチは「金」から300万円、200万円、150万円となる。

 五輪での目標に「メダル2、入賞6」を掲げている高野進強化委員長は「日本オリンピック委員会(JOC)から金を一つは取ってほしいと言われている」と述べた。報奨金は8位(選手100万円、コーチ40万円)までを対象とし、リレー種目は出場全選手に半額を支給する。

 また、競技環境が厳しい有望選手に最大で年間240万円を支給する「スポーツ活動支援制度」の指定選手には、昨年の日本選手権で女子やり投げを制した28歳の宮下梨沙(大体大TC)を選出した。