<男子ゴルフ:フジサンケイクラシック>◇初日◇30日◇山梨・富士桜CC(7437ヤード、パー71)◇賞金総額1億1000万円(優勝2200万円)

 石川遼(20=パナソニック)は1アンダーで迎えた後半5番パー4で痛恨のダブルボギー。7番でもボギーをたたき、予選通過も危うい位置に後退した。ベタピンに寄せるバーディーチャンスなどの見せ場もなく、静かに第1ラウンドを終え「いいところはなかったですね」とさばさばと振り返った。

 2連覇も果たしたことがある今大会は、2年ぶりのツアーVへの最大のチャンスだ。だがパットのフォームを「1年くらいかけてやるつもり」で改造中。目の前の試合に向けて、ベストコンディションを整えたとは言いがたいのが実情だ。それでも石川は「上位は2人飛び出しているけど、多くは3アンダー。そこが首位と考えれば、挽回は可能」と巻き返しを誓った。