日本男子初のメジャー制覇を狙う松山英樹が5バーディー、5ボギーの72で回り、通算1アンダー、143で首位と3打差の5位に浮上して決勝ラウンドに進んだ。

 昨年大会覇者のジョーダン・スピース(米国)は74で回り、マスターズ10ラウンド目で初のオーバーパーとなったが、通算4アンダーで首位をキープ。1打差の2位にはメジャー4大会制覇「生涯グランドスラム」がかかるロリー・マキロイ(英国)がつけた。

 アマチュアのブライソン・デシャンボー(米国)は最終18番でトリプルボギーをたたきながら、通算イーブンパーの8位と大健闘。世界ランク1位のジェーソン・デー(オーストラリア)は同1オーバーの15位。今季米ツアーポイントランク1位のアダム・スコット(オーストラリア)は同4オーバーの42位となっている。

 77、81年大会の覇者で今回が最後のマスターズとなるトム・ワトソン(米国)は通算8オーバーの63位で予選落ち。大会前の優勝候補予想「パワーランク」で1位に選ばれたリッキー・ファウラー(米国)も80をたたいた第1日の出遅れを取り戻せず、同9オーバーの69位で決勝ラウンドに進めなかった。