男子ゴルフで元世界ランキング1位のアダム・スコット(オーストラリア)がリオデジャネイロ五輪出場を辞退したと20日、複数の地元メディアが報じた。

 マネジメント会社を通じて「五輪の時期は非常に忙しい。既にオーストラリア・チームには伝え、私の立場を理解してもらっている」との声明を出したという。

 35歳のスコットは2013年のマスターズ・トーナメント覇者で、米ツアーでは今年2月末から2週連続優勝するなど現在は世界ランク7位。以前から五輪のことを「エキシビション」と表現するなど参加に消極的だった。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙によると、同国の現世界ランク1位、ジェーソン・デーは出場に意欲を示しているという。オーストラリア代表は2人になる見通しで、現在3番手は世界ランク34位のマーク・リーシュマン。