福嶋浩子(38)は2位との差を1打から2打に広げて首位をキープ。「誰より私が驚いています」とおどけた。

 3月のTポイント・レディースでは首位発進も第2日に75と失速。「そうそううまくはいかない。長い1日になる」と、覚悟して臨んでいた。5番で10メートルのパーパットが入ると「落ち着くことができた」。前日に引き続きショートアイアンは好調で69とスコアを伸ばした。練習ラウンドで姉晃子(42)にアプローチを教わったのも奏功したという。

 初の最終日最終組に「慣れない位置にいるので、上を見ると浮足立つ」と、欲は封印し、目の前の1打に集中する構えだ。「(鈴木)愛ちゃんはいい選手だし、スコアを伸ばすのは当たり前」と17歳年下の好敵手に敬意を表していた。