日本ツアー初参戦のアマチュア、シエラ・ブルックス(米国)が4バーディー、3ボギーの71で回り、通算2アンダー、142で首位と4打差の13位につけて予選を通過した。そのルックスから「ネクスト・ポーラ・クリーマー」の期待もかかっているという世界アマチュアランク5位の18歳。史上2人目のアマチュアによるツアー初出場初優勝も射程圏内に捉え、最終日に臨む。木戸愛(26)が通算6アンダーで単独首位の座を守り、4年ぶりの2勝目へ王手をかけた。

 ブロンド美少女がギャラリーを魅了した。平均265ヤードの飛距離以上に豪快さが際立つドライバーショットと、グリーン周りの巧みな小技で予選通過を決めたブルックスは「予選通過ができて幸せ。何度か外した短いパットは明日に取っておきます」と笑顔だった。

 昨年の全米女子アマ2位など実績を積み重ね、今季メジャー2試合に出場。9月からアーノルド・パーマー(米国)の母校ウェイク・フォレスト大へ進む。その容姿から米ツアーの新アイドル候補に推す声もあるという。「(優勝圏内は)意識せず、たくさんバーディーが取れるように頑張ります」。トロが大好物で、20年東京五輪出場も夢見る18歳は青い瞳を輝かせた。