<男子ゴルフ:日本プロ日清カップ>◇最終日◇15日◇兵庫・小野東洋GC(7158ヤード、パー71)◇賞金総額1億5000万円(優勝3000万円)

 初の日本タイトル獲得を目指した松村道央(27=吉野電化工業)は、5番パー5のOBが響いて3位に終わった。バーディーが狙えるホールで第1打を大きく左に曲げてしまい、結局ダブルボギー。「あの5番ですね。流れが変わっちゃった。あれからティーショットがおかしくなっちゃって、フェアウェーに運べなくなった」。3位スタートから1、2番で連続バーディーを奪って一時は首位に立っただけに、痛恨のOBを悔やんだ。3日目に腰痛で棄権した師匠の谷口徹からは「しばらく休養するから、師匠の分まで任せた」と、前夜にメールで激励されたが、応えることはできなかった。日大の先輩河井のプレーには「今日は河井さんの日でしたね。落ち着いていましたね、自分より。恐れ入りました」と脱帽していた。