<ゴルフ:キャロウェイ世界ジュニア選手権>◇9-10歳女子、6歳以下男子◇17日◇最終ラウンド◇9-10歳女子=米カリフォルニア州ロマス・サンタフェGC(2435ヤード、パー56)6歳以下男子=コリナ・パークGC(1284ヤード、パー54)

 梶谷翼(岡山・総社東小5年)駿(岡山・総社東小1年)が「姉弟世界一」を惜しくも逃した。

 首位でスタートの翼は、1、3番でボギーにして序盤でリズムに乗れず、追い上げたパノ(米国)に逆転を許した。2打差で来た最終18番でパノがボギーにしたが、6メートルのバーディーパットが外れて2度目の世界一ならず。「悔しい。(スタート時は)そんなに緊張していなかったんだけど」と振り返った。

 この世代ではずばぬけた飛距離を持つが、会場がパー4が2つのショートコースで「(得意の)ドライバーが1回も打てなかった」という。年齢が11-12歳に上がる来年の方が、コースとしては合っているようだ。表彰式で悔しい表情が取れず、チームメートの中原、越田に「翼ちゃん、笑って。アイーンやろうよ」と促され、やっと笑顔ものぞいた。

 弟の駿はジッタソーム(タイ)とデッドヒートを展開。1打リードしていた17番でボギーをたたき、バーディーの相手に逆転され、18番で2・5メートルのバーディーパットがカップにけられて2位。「来年までにたくさん練習する」と、こちらも悔しそうだった。