石川遼(16=パナソニック)の後援会が、地元の埼玉・松伏町に誕生することが2日、分かった。同町の会田重雄町長(63)が音頭をとり、唯一の「遼クン公認」後援会として、会員数5000人を目安に今月中に発足予定だ。実質的には5月日本プロ選手権(群馬・レーサムG&SR)から、バスツアーでの大応援で活動を開始する。石川はこの日、所轄の吉川警察署(三郷市)の「1日署長」に就任。「春の交通安全運動出陣式」に出席し、交通事故撲滅キャンペーンに一役買った。

 石川が昨年5月にツアー世界最年少優勝を果たして以後、首都圏のベッドタウンの1つだった松伏町の名は、全国に知れ渡った。その功績をたたえ、1日警察署長の任務終了後には「記念植樹&石碑除幕式典」が行われた。約1000人が集まったその会場で「町民全員を元気にしてくれた石川選手のために、町が後援会をつくります」と会田町長がぶち上げた。

 地元密着を望む石川家の希望もあり、これが唯一の「遼クン公認」の後援会になる。当面は「松伏町に在住、または通学、通勤者に限る」が対象で、5000人加入が目標。2月末現在の人口3万1571人(1万994世帯)の町民の6人に1人、2軒に1人は会員となる計算だ。入会金、年会費を合わせて5000円前後を見込み、会員には卓上カレンダーやポスターなど、非売品「遼クングッズ」が付いてくる。

 最初の活動は5月日本プロ選手権になる。関東で行われる今季最初の男子ツアーで、「プロ日本一」の称号を争うビッグトーナメント。応援バスを連ねて駆けつける方向で準備を進めている。「甲子園スタイルですよ。ゴルフは絶対に鳴り物の応援ができませんからね。同じ色の服を着るとか秘策を検討中です」と会田町長は含み笑い。ゴルフ界の常識を覆す異色の応援団が誕生するかもしれない?【大石健司】