ラグビーワールドカップ2019組織委員会は15日、都内で「ラグビーワールドカップ2019キックオフミーティング」を開き、ラグビーワールドカップ2019推進会議議長の森喜朗氏(78)や下村博文文部科学大臣(61)、舛添要一東京都知事(66)らが出席した。

 下村大臣は「ラグビーW杯は五輪、サッカーW杯と並ぶ3大大会の1つ。翌年には五輪もある。2019年は日本の魅力と大会の開催能力、復興を発信する絶好の機会だ。関係機関と連携し、オールジャパンで全力で支援したい」と話した。

 建設費問題で揺れる新国立競技場について、組織委の嶋津昭事務総長(71)と平尾誠二理事(52)言及した。完成予定が2019年3月から同年5月に延びたことについて「正直ギリギリというのが率直なところ」とし、「本番前に公式戦も何度か行ってから臨むことが必要。キックオフを(W杯の)開会式でやるわけにはいかない」と計画の遅れに懸念を示した。また平尾理事は「選手は国立でやりたいと願っている。決着のつけ方はあれど、早く着工する方向で進めてほしい」と話した。