女子日本代表「サクラセブンズ」は、初戦のイングランド戦で5-38、2戦目のフランス戦でも7-36で敗れ、2連敗スタートとなった。

 強豪イングランド相手に小出深冬が存在感を示した。0-14とリードされた前半5分、自陣でボールを受けると、右ライン際で相手をかわし、約50メートルを独走した。それを起点に、最後は桑井亜乃がトライを挙げて5-14。だが、以降は防戦一方だった。前半を5-21で折り返すと、後半も3トライを奪われた。ハンドリングのミスや、密集でのボール争奪戦での反則が失点の原因となった。

 2試合目のフランス戦の前半は大健闘だった。昨年12月の同シリーズ第1戦UAE(アラブ首長国連邦)大会4位だった相手に、前半は7-10。同6分に小出がトライを挙げると、山中美緒がゴールも決めた。だが、後半は同4分にディフェンスの隙を突かれて、相手に約90メートルの独走トライを決められるとリズムを変えられなかった。後半だけで4トライを失った。

 第3試合は地元ブラジルと対戦。21日には順位決定トーナメントが行われる。