1世紀ぶりのパリ五輪開幕まで、17日であと100日となった。続々と日の丸メンバーが決まっていく一方で、これから出場権をかけた戦いに臨む選手たちがいる。花の都で32競技、329種目のメダルが争われる真夏の決戦。日本代表の現在地を確認するとともに、パリ切符奪取に向けた大一番を控える競技の見どころを紹介する。

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21年東京五輪で金3個、銀1個、銅1個とメダルを量産したスケートボードは、五輪予選後半戦が5~6月に行われる。上海、ブダペストの2大会はポイントが高く、男子ストリートで日本勢4番手と出遅れた五輪王者の堀米雄斗は巻き返しを図る。6月24日時点の世界ランクで最大3人が五輪切符をつかむ。

テニスのシングルス出場枠は64で、6月10日付の世界ランク上位56人へ優先的に付与される。大坂なおみは、ケガや出産をした選手に適用される制度で出場資格を得る見込みだ。

■パリ五輪アラカルト

◆午後7時半に開会式

セーヌ川で行われる開会式は7月26日午後7時半(日本時間27日午前2時半)に開始。日没前の自然光を活用する考え。

◆選手村

パリ郊外に建設され期間中は選手ら1万4000人以上が滞在予定。美容サロンや郵便局などを備える。

◆メダルデザイン

中央部にフランス本土を表現した六角形を配置。エッフェル塔で使われている鉄の素材を使った。もう一方の面にエッフェル塔などをデザイン。

◆ルーブル前に聖火

聖火台がルーブル美術館前の公園に設置される予定とロイター通信が報道した。また、エッフェル塔には五輪マークを設置する予定だ。