リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートルリレー代表の古賀淳也(28=第一三共)が26日、同じスイミングクラブに所属する女子400メートルメドレーリレー代表の酒井夏海(15=スウィン南越谷)とともにさいたま市で行われた壮行会に出席した。

 古賀は専門の背泳ぎではなく、自由形での五輪出場となる。09年世界選手権100メートル背泳ぎで金メダルを獲得するなど日本屈指のスペシャリストでありながら、北京、ロンドンと2度五輪出場を逃した。3度目の挑戦となる4月の代表選考会、日本選手権男子100メートル背泳ぎでは、まさかの3位。またも出場権を逃したが、2日後の自由形100メートル決勝で4位に食い込み、リレー代表として初の五輪を決めた。

 それでも古賀は五輪に行ける喜びにあふれる。「種目は変わっても、目標は変わらない。しっかりとメダルを獲得できるよう、オリンピックの決勝で自己ベストを出せるよう頑張ります」と晴れ晴れとした表情で抱負を語った。

 出席した日本水泳連盟青木剛会長も「まだまだ伸びしろがある。リレーのカギを握るのは、古賀くんです」と本番までのさらなる成長に期待を寄せた。