スーパーラグビーのメルボルン・レベルズ(オーストラリア)に所属するラグビー日本代表NO8アマナキ・レレイ・マフィ(28)が、ニュージーランドで逮捕されたと、15日付のニュージーランド紙「NZ Herald」(電子版)が報じた。マフィは16日に裁判所に出廷する予定となっているという。

 オーストラリア協会は、マフィがニュージーランドの警察に拘束されていることを確認していると伝え、所属クラブであるメルボルン・レベルズとともに共同声明を発表していると報じた。

 同サイトによると、チームメートでオーストラリア代表のティマニに暴行を加えたという。チームは14日のハイランダーズ戦で、勝てばスーパーラグビーに参戦して初めてのプレーオフ進出も、37-43で逆転負けを喫して敗退が決まった。その後にマフィとティマニが口論になって今回の騒動が起きたという。

 報道によれば、マフィとティマニはともにニュージーランドの警察に拘束されている。オーストラリア協会は「他の選手がこの争いに関与していないことを確認した」と、2人だけの騒動だったと主張。ニュージーランド警察の広報担当者は、暴力を振るったとされるマフィも軽傷を負っていることを明かしている。

 クラブの最高責任者であるバーデン・スティーブンソンは「今季の最後でこのような悲惨な事件が起こったことに失望している」とのコメントを発表した。