フィギュアスケートの世界選手権で浅田真央(愛知・中京大中京高)が日本人初の2連覇を達成できるかどうかは、27日(日本時間28日)のショートプログラム(SP)に大きく懸かっている。

 今大会のポイントを問われた浅田は「SPで絶対ミスしないようにすること」と答えた。タラソワ・コーチも「勝つためにはSPをちゃんと滑らなければ駄目」と話す。

 今季出場の5試合で浅田がSPで首位に立ったのはNHK杯のみ。出遅れても大技のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を2度跳ぶフリーで盛り返すことは可能だが、SP6位だった2月の4大陸選手権はフリー1位でも3位に食い込むのが精いっぱいだった。

 そのSPで鬼門になっているのがジャンプ。今大会の公式練習を見る限り、回転不足などで今季1度も成功がない2連続3回転ジャンプは復調の気配がある。踏み切り違反にならないようオフにエッジの使い方を修正した3回転ルッツも大きな乱れはなく「調子は悪くないから、もっと上げていきたい」と言葉も前向きだ。

 今季出場したすべての国際大会でSP1位のライバル金妍児(韓国)に大差をつけられると、フリーを前に相手に精神的な余裕を与えてしまう。女子では2001年のミシェル・クワン(米国)以来となる連覇に挑む18歳。トップでなくても小差につければ、SP2位から逆転した前回大会の再現も望める。