日本水連の上野広治競泳委員長は28日、都内で会見し、ジャパンオープン(6月5日開幕、東京辰巳国際水泳場)では、競泳の日本代表は原則として、国際水連が認可した水着を着用して出場する方針に決めたと発表した。世界選手権(7月26日開幕、ローマ)日本代表の選手、コーチには、都内で合宿を開始した前日27日に、すでに通達したという。

 国際水連が今月19日に、今季の認可水着リストを発表。10日の日豪対抗(オーストラリア・キャンベラ)男子200メートル背泳ぎで、入江陵介(近大)世界新をマークしたが、その際に着用していた水着は、認可水着リストから漏れ、修正の上、再提出を求められた。上野委員長は「グレーなゾーンを打ち消して、通った水着で堂々と新記録に挑戦してほしい。入江にも『絶対に世界新を出せ』と指示した」と話した。