世界的な景気後退の影響で、来年のバンクーバー冬季五輪の収支が赤字となった場合、国際オリンピック委員会(IOC)が大会組織委員会に対して補てんを行うことになった。組織委が26日、明らかにした。

 組織委は、現状では3000万カナダドル(約26億7030万円)の大会運営費が不足する可能性があるとし、経費削減の必要性も出ている。

 大会開催前最後の現地視察に訪れたIOC調整委員会のファゼル委員長は「すばらしい大会になると自信を持っている」と準備状況に満足感を示した。