2020年夏季五輪招致を長崎市との共同開催で目指す意向を表明した広島市の秋葉忠利市長らが13日、東京都渋谷区の岸記念体育会館を訪れて日本オリンピック委員会(JOC)の市原則之専務理事と会談した。招致を検討する趣旨や経緯を説明して理解を求めた。

 秋葉市長は会談後、報道陣に、立候補するかどうかの結論を来春までに出す意向を示した。国際オリンピック委員会(IOC)が2都市での共催に否定的な見解を示したことについては「これから検討する問題。最初から結論を出すなら検討する必要はない」と明言を避けた。

 秋葉市長は首相官邸で松野頼久官房副長官とも会って、政府の支援を求めた。同市長は「国にもぜひ応援をしていただきたいとお願いした。20年は平和市長会議が掲げる『核兵器のない世界』実現の年で、鳩山総理が言った温暖化ガス25%削減が実現する年。広島、長崎を中心に開くのは大変意義がある」と話した。松野副長官は「国としてお考えは伺いました」と応じたという。