<横浜国際女子マラソン>◇15日◇横浜・山下公園発着

 東京から舞台を移して新設された大会は、伏兵のインガ・アビトワ(ロシア)が2時間27分18秒で優勝し、初代女王の座に就いた。8月の北海道マラソンを制した嶋原清子(セカンドウィンドAC)が1分33秒遅れの2位に入り、北京五輪銀メダリストのキャサリン・ヌデレバ(ケニア)が3位だった。

 レースは3周目に入った29キロすぎからアビトワが先頭集団の前に出て仕掛け、ペースアップして後続を引き離した。

 大会は昨年で幕を閉じた東京国際女子マラソンの精神を引き継ぐ形で新設され、来年のアジア大会(中国・広州)代表選考会を兼ねる。(スタート時晴れ、気温20・5度、湿度42%、東南東の風0・8メートル)