南アフリカを代表するスポーツ科学者のティム・ノークス氏は、過去に性的特性があいまいな8人の女子陸上選手が、国際陸連や国際オリンピック委員会(IOC)により秘密裏に出場を差し止められたと証言した。個人名は明かさなかった。19日、ロイター通信が伝えた。

 同氏は「彼女たちは文句を言ったら公表すると警告された」とその手法を批判した。国際陸連は昨年の世界選手権女子800メートル覇者のキャスター・セメンヤ(南アフリカ)の性別疑惑を調査している。