古橋広之進記念碑建立除幕式が26日、東京・北区西が丘の国立スポーツ科学センターで行われた。終戦直後に水泳自由形で世界新を連発し、「フジヤマのトビウオ」の名で国民に希望を与えた故古橋氏(享年80)。昨年8月2日、世界水泳選手権開催中のローマで急逝したが、その偉業を後世に伝えるべく、日本のトップアスリートが集う同所に建立された。499人の寄付を元に約600万円で制作されたが、日の丸と波をかたどった石板には古橋氏直筆の「泳心一路」の文字が刻まれている。建立実行委員長の森喜朗日本体育協会長(元首相)は「人間に対する教育の言葉であり、ぜひ教科書に使っていただきたい」と、同席した川端達夫文部科学大臣に要請していた。