国際オリンピック委員会(IOC)は23日、16年夏季五輪に続いて東京都が招致に関心を示す20年五輪の立候補手続きを開始したと発表した。各国のオリンピック委員会(NOC)に手続きを通知する文書を送付した。

 立候補の申請期限は9月1日だが、今回から(1)世界反ドーピング機関(WADA)規定への準拠(2)スポーツ仲裁裁判所(CAS)の司法権-を事前審査するため、立候補を希望する都市とNOCは7月29日までにIOCに文書を提出しなければならない。

 16年五輪招致では酷暑を避け、10月開催を計画したドーハが、7月15日から8月末の通常の期間外だったことを理由に第1次選考で落選した。今回は通常期間外の開催計画についても事前審査するため、7月29日までの文書通知を求める。

 20年五輪にはローマが立候補を表明しており、南アフリカやイスタンブール(トルコ)も前向きとみられる。開催都市は13年9月に決まる。