<柔道:マスターズ大会>◇初日◇14日◇カザフスタン・アルマトイ

 2012年最初の国際大会で日本勢は男子5、女子8選手が4強入りと絶好のスタート。ロンドン五輪代表選考に大きく影響するだけに、各選手の目の色が違う。

 女子48キロ級では足技がさえた浅見八瑠奈(コマツ)が2試合連続で一本勝ちすれば、巻き返しのラストチャンスとなる福見友子(了徳寺学園職)も1回戦から寝技で2連勝。「代表のことはあまり考えず、3連覇したい」と冷静な浅見に対し、福見は「いろいろな声が聞こえてくるが、自分は普段と変わらない気持ちで闘う」と集中力を研ぎ澄ませている。

 昨年は金メダルなしに終わった男子だが、篠原監督は「全員がしっかりと練習を積み、調子が良い」と手応えを口にする。男子66キロ、73キロ級は新旧世界王者が持ち味を発揮している。