<W杯:飛び込み>◇2日目◇21日◇ロンドン五輪会場水泳センター◇女子高飛び込み決勝

 ロンドン五輪の出場枠を懸けたW杯が行われ、女子高飛び込み決勝で2008年北京五輪代表の中川真依(金沢学院大大学院)が339・85点で7位に入った。

 五輪代表選考をめぐって混乱が起きた。女子高飛び込みで中川が代表に決まったかと思われたが、日本水連の選考基準に不備が判明したため、歓喜の瞬間は持ち越しとなった。「行けることを信じて待ちたい」と朗報が届くことを願った。

 3回目に北京五輪後に取り組み始めた高難度の「後ろ宙返り3回半抱え型」で74・25点をマークし「最近の中では一番いい試合ができた。自分の演技に集中できたことが良かった」と話した。納得の演技内容で上々の結果を得ただけに「これで(五輪に)行けなかったら『何で』という感じ」と当惑した様子だった。