<ラグビー・招待試合(オープン戦)早大28-7明大>◇13日◇熊谷ラグビー場

 明大は0-28で迎えた後半38分、ゴール前5メートルからのラインアウトからモールを形成、最後は途中出場の前田一平が抜け出してトライを決め、一矢報いた。「顔を上げたら、前が空いていたので、必死に走った」と前田。それでも宿敵早大に敗れ、「悔しいです」と表情を曇らせた。

 この日は、U-20日本代表の海外遠征で主力6人が不在、大黒柱のNO8堀江恭佑も故障のため欠場と、苦しい台所事情の中での試合だった。これで春季大会東海大戦、招待試合天理大戦に続き3連敗となった。そんな中、吉田義人監督は「もちろん勝ちにはこだわっています」と前置きした上で、「1人1人がいい経験にしてくれたら」。秋に向け、代わって出た選手の成長と、チームの底上げにつながることを願っていた。