日本ラグビー協会は21日、理事会を開き、国際ラグビーボード(IRB)によるルール改正などが報告された。

 同協会によると、ルール改正は8点。うち5項目は8月末開幕のトップリーグから採用される。その中には(1)ラックの最後尾にボールがあって主審の合図があった場合、5秒以内に出さなければならない(2)トライ後のゴールキックは、トライ後1分30秒以内に蹴る(従来は主審の合図後1分30秒以内)などがある。総じて、時間稼ぎを減らしてボールを動かすことを促す傾向。日本代表を率いるエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチが目指すラグビーには追い風となる。

 残りの3点は、代表チームを対象に11月以降のテストマッチで試験導入される見込み。(1)リザーブが7人から8人に増え、追加選手はフロントロー(プロップ、フッカー)(2)ビデオ裁定の対象がトライ場面だけでなく、ラフプレーの判定などにも広がるという。