北京五輪女子背泳ぎ代表の伊藤華英(24=セントラルスポーツ)が、日本選手権(4月16~19日、静岡・浜松市)で史上初の5冠に挑む。1月31日、東京辰巳国際水泳場で行われた東京都選手権(長水路)に女子200メートルの背泳ぎと自由形で出場。予選のみのオープン参加だったが、背泳ぎ2分12秒39、自由形2分2秒53と、ともに決勝でも2位相当のタイム。鈴木陽二コーチは「日本選手権は5種目にエントリーする」と明かし、50、100、200メートル背泳ぎと100、200メートル自由形の5冠を目標に掲げた。

 02年の萩原智子と04、05年の松田丈志が4冠を達成しているが、トップ選手の5種目出場は異例。自由形は北京五輪後に取り組み始め、この日が初の長水路レースながら、優勝した日本記録保持者の上田春佳に次ぐタイム。それでも「泳ぎ込みで疲れがたまっている。日本選手権では日本記録を狙えれば」と目標は高い。日本選手権は今夏の世界選手権(ローマ)代表選考会を兼ね、5冠なら800メートル、メドレーとリレーの代表入りも確実。7種目での世界選手権出場となる可能性もある。