陸上の日本選手権100メートル決勝を棄権した男女のエースが、早期復帰できる見通しとなった。日本陸連は29日、広島市のホテルで、世界選手権(8月、ベルリン)の代表選手を新たに39人発表。マラソンと競歩を合わせ、総勢57人になった。

 男子100メートルの塚原直貴(24=富士通)は、日本選手権以外の選考会での成績が評価され、選出された。左ひざ外側の腱(けん)を痛めたが、高野コーチは「軽度で、ドクターの見た目では2週間程度でトラック練習ができるのではないか。時間的に問題ないと判断している」と話した。福島千里(21=北海道ハイテクAC)は、女子200メートルで優勝して代表入り。右足付け根の張りで棄権したが「重たい感じではないので、少し休んで、またすぐに始められると思う」と説明した。

 この日、帰京して国立スポーツ科学センターで診断を受けた塚原は、欧州遠征を取りやめる予定。また福島は南部記念(7月12日、札幌)を欠場する見込みだが、2人とも世界選手権に間に合わせるために、大事を取った。8月15日の開幕まで、あと46日間、慎重に調整する。