牧之原市で春季キャンプ中の女子ソフトボール日本リーグ2部の湘南ベルマーレが17日、同市の相良中を訪れ、即席のソフトボール教室を開いた。シドニー五輪銀メダリストの安藤美佐子監督(38)と選手16人が、同中ソフトボール部員に手取り足取りの熱血指導を行った。約2時間の練習後、安藤監督は「みんなあいさつもいいし基本もできている。ソフトに対する情熱も感じて、私たちにも刺激になりました」と話した。同中の平瀬日向子主将(2年)も「すごくわかりやすかったです。勉強になりました」と喜んだ。

 今回のキャンプは、同市観光協会の野ケ本邦夫副会長(59)が「牧之原の温暖な気候と充実した練習環境を、ぜひチーム強化に活用していただきたい」と湘南側にアプローチ。14日から1週間の日程で実現した。歓待へのお礼も兼ねた地元チームとの交流を終えた安藤監督は「おかげさまで、いいトレーニングができています。ここは砂浜が素晴らしいですし、食事がとてもおいしいですね」と満足げだった。