柔道W杯ローマ大会で2回戦負けを喫した男子60キロ級の野村忠宏(35=ミキハウス)が5日、帰国した。9カ月ぶり実戦復帰の7月のW杯ウランバートル大会で準優勝も、8月の全日本合宿の後から恥骨の骨膜炎に悩まされた。「動けなかった。痛みが引いた2週間で急ピッチで仕上げた。負けた原因がはっきりしているので、引きずってもしょうがない」と振り返った。

 五輪3連覇の実績も、現在は強化指定外。目標のロンドン五輪へは、強化指定に復帰して国際大会でポイントを重ねる必要がある。11月の講道館杯全日本体重別選手権(千葉)の成績次第では、それも困難になる。「自分の柔道ができなければ、引き時かもしれない」と話していた。