【メルボルン=吉松忠弘】8強進出を果たした世界26位の錦織圭(22=フリー)が26日、「トップ4」の壁と、今後の抱負を語った。準々決勝敗退後、日刊スポーツの取材に応じた。同4位アンディ・マリーに敗れた準々決勝から一夜明けたこの日、帰国の途についた。
錦織はトップで戦える手応えをつかんだ一方で、トップ4の壁も感じていた。
錦織
第3セットで粘りを見せたかったけど、粘らせてくれなかった。第1セットもいいテニスが出せたのに、うまくかわされた。何をすればいいのか、なかなか見つからなかった。
それでも今大会の手応えは、今までとは違う。2週間の大会を戦い抜く体力もついた。実力を年間で安定して出せれば、トップ10、五輪メダルも夢ではない。
錦織
完全燃焼ではないけど自分のテニスが通用したというのは大きな自信になった。全仏やウィンブルドンも楽しみ。1年通して結果が必要なので、トップ10はまだ現実感はないけど、ベストを尽くしたい。