全日本柔道連盟の吉村和郎強化委員長(60)は21日、100キロ超級の上川大樹(22)について、全日本選手権(4月)出場を逃したとしてもロンドン五輪代表候補から外さない考えを示した。21日、GPデュッセルドルフ大会から帰国。冬季欧州遠征を振り返って「男子81キロ級と超級は金メダルが見えづらい」と憂えた。特に100キロ超級はロンドン五輪出場枠が与えられる世界ランク22位以内に3人しかおらず、しかも最高で11位。上川が全日本予選を兼ねた3月の都選手権で出場権を逃しても「ランキングに入っていないとどうしようもない」と嘆いた。