30日、パリ・ローランギャロスで行われた全仏オープンテニス4日目の男子ダブルスで4大大会初勝利をあげた添田豪(27=空旅ドットコム)が、6月開幕のウィンブルドンとロンドン五輪で錦織圭(22)とダブルスを組む意向を示した。添田は盧彦勲とのペアで初戦を突破した。

 添田がフルセットで勝ち、ダブルスとはいえ、単複合わせて4大大会自身初勝利をあげた。「4大大会で勝ったことがなかったので、この1勝で気が楽になった」。ロンドン五輪には、錦織とともに出場当確で、もし2人の出場なら、必然的にダブルスを組むことになる。「チャンスがあれば勝ってメダルを狙いたい」。そのためにも、直前に行われるウィンブルドンでもチーム結成は欠かせない。錦織は、現在、腹筋のけがのリハビリ中。「圭がシングルスに専念するかもしれないが、聞いてみたい」と意欲的だった。【吉松忠弘】