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五輪窮地の康生、突貫工事で北京への道

10日のフランス国際男子100キロ超級 準決勝で敗退した井上康生(共同)
10日のフランス国際男子100キロ超級 準決勝で敗退した井上康生(共同)

 柔道男子100キロ超級の井上康生(29=綜合警備保障)が、困難を極める北京五輪への道を「2点突貫工事」で切り開く。井上のスピードを最重量級仕様に「減速」し、大型の外国勢に組み手争いで勝つため「アッパー組み手」を覚えさせるもの。11日に男子日本代表の斉藤仁監督(47)が計画を明かした。

 最重量級は巨漢が多く反応が遅い。同監督は、1階級下の100キロ級レベルの速さを持つ井上に「速すぎて揺さぶられた相手が体勢を崩す前に技に入っている。体勢が崩れないと相手は倒れない。ゆっくりでいい」と助言。これはアテネ五輪で1階級上の100キロ超級に階級を上げ金メダルを獲得した鈴木に伝授した「必勝レシピ」だ。

 最重量級では小柄な井上が、大型外国勢に容易に奥襟を取られることを避ける策が「アッパー組み手」だ。組み手で襟を取りながら相手のあごを突き上げるように、下から上へ圧力をかけ上体を起こさせる。「前傾姿勢を取らせなければ奥襟を簡単に取られない」。この日、パリでの国際合宿で逆襲へ再始動した井上が、五輪代表入りへ連勝が必要な4月の全日本選抜体重別選手権、全日本選手権に向け緊急修正に動きだす。

[2008年2月12日9時39分 紙面から]

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