明大ラグビー部再建を託された吉田義人監督(40)が21日、都内の八幡山グラウンドで初指導し「ボールを持って走るのが自分の原点。やりたいラグビーは僕が15人いるようなラグビー」と語った。八幡山グラウンドに立つのは現役引退した04年3月以来。「お帰りなさい」と拍手で出迎えた約50人のファンに「強い明治に戻しますから」と答えた。ジョギングなどの有酸素運動の後、タッチフット。約2時間、選手と一緒に汗を流した。

 「学生は大学日本一に飢えている。その最高の輝ける場所に連れて行くのが僕の役目」。吉田監督は練習前のミーティングで、自身の現役時代を編集した20分間のビデオを見せた。そして指導訓ともいえる「礼儀」「真摯(しんし)」「矜持(きょうじ)」「継承」「感動」の意味を説明。「大学日本一になると人生が変わる。人も尊敬してくれる」と話し「練習試合を含め、対外試合は全部勝とう」と士気を鼓舞した。

 吉田監督の初陣は7人制のYCACセブンズ(4月5日、神奈川)となる。SH金沢章太主将は「ポイントを絞って細かく指導してくれる。意図が分かりやすい。質の高い練習になりそうな感じです」と信頼を置いた。【三角和男】