昨年の力士死亡問題で設置された日本相撲協会の再発防止検討委員会は29日、ロシア出身の元幕内若ノ鵬が大麻所持容疑で逮捕、解雇されたことを受けて東京・両国国技館で会合を開き、全力士を対象とした尿検査の導入を検討していくことを話し合った。

 大麻問題に対する尿検査の実施は、外部有識者で日本アンチ・ドーピング機構専門委員でもある大西祥平委員からの提案。大きな抑止力を期待して抜き打ちでの実施を想定し、今後、同委員会で議論を深めていく。

 相撲協会は今回の事件が発覚する前から、今年中にドーピング検査を導入する方針を決めている。大西委員は「大麻の使用はドーピング違反でもあるが、再発防止検討委員会としても取り組まなければならない。尿検査は簡易的なものであれば費用も安く、かなりの人数をテストできると思う」と話した。