3被告事実認め「親方に逆らえなかった」
大相撲の時津風部屋の力士急死事件で、序ノ口力士、時太山(ときたいざん=当時17、本名斉藤俊さん)を暴行し、死亡させたとして傷害致死罪に問われた兄弟子伊塚雄一郎(25)木村正和(25)藤居正憲(23)の3被告の初公判が7日、名古屋地裁(芦沢政治裁判長)で開かれた。
3人はいずれも起訴事実を大筋で認めた。弁護側は「親方の指示に逆らえなかった」「(斉藤さんを)立ち直らせる思いだった」などと主張した。検察側も暴行は元親方山本順一被告(58=同罪で起訴)から指示されたと主張する。
当初は病死と判断した警察の初動捜査の在り方が問われ、角界を揺るがした前例のない事件は法廷の場で全容解明が進められる。
元親方の公判は分離され、公判前整理手続き中。兄弟子に対する指示や制裁目的の暴行を否認しているとみられる。
兄弟子の公判は10日まで連続4日間、開廷。現在の時津風親方らの証人尋問なども行われ、11月10日に結審する。
起訴状によると、兄弟子と元親方は、斉藤さんが愛知県犬山市の宿舎から逃げ出したことに腹を立て、共謀し昨年6月25日夜、宿舎やけいこ場で、ビール瓶や木の棒で殴り、てっぽう柱に縛り付けて殴るなど約2時間半にわたって斉藤さんを暴行。26日午前には約30分間、ぶつかりげいこと称して斉藤さんを土俵にたたきつけ、金属バットで殴り、多発外傷性ショックで死亡させた。
[2008年10月7日10時49分]
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