日本相撲協会の北の湖前理事長(元横綱)が、現役時代の八百長疑惑記事を掲載した週刊現代の発行元の講談社などに名誉棄損で損害賠償などを求めた民事訴訟で、16日に原告として東京地裁に出廷し、証言する。

 記事では前理事長が横綱だった1975年春場所千秋楽で、大関貴ノ花(先代二子山親方、故人)との優勝決定戦で敗れた一番が八百長とされた。北の湖前理事長は15日「30年以上も前のことを取り上げられたが、事実とは全く違う。ないものはないと証言するのは当然のことだ」と話した。

 また、被告側が証人申請した先代二子山親方元夫人の藤田憲子さんは出廷しない見込み。被告側からは記事を執筆した武田頼政氏、八百長の存在を主張している元小結の板井圭介氏が出廷する。

 相撲協会による別の八百長疑惑訴訟では横綱朝青龍が3日に出廷し、八百長を完全に否定した。