横綱白鵬(25=宮城野)が13日、皇居・宮殿を訪れてお礼の記帳をした。名古屋場所で3場所連続全勝優勝し、連勝を昭和以降3位の47に伸ばした。これを天皇陛下がたたえられた言葉を川島侍従長名で書簡にしたものが、3日に協会を通じて届けられた。異例の書簡が届いたことを受け、5日の理事会で「横綱が直接出向き、礼を尽くそう」となった。巡業中に知らされた白鵬は、普段のサインとは違うだけに練習までしたという。国技館での会見では「字も日付から全部漢字で小さくて、間違えないように緊張した。お礼と一生懸命書きました」と振り返った。放駒理事長が就任したが「夏巡業のように引っ張ってくれると思う。それについていき、精進したい」。揺れ動く角界だが「いろいろあった。今年もあと2場所。元気な姿を見せて頑張りたい」と、秋場所もまた記録に臨む。