日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で大相撲九州場所(11月14日初日、福岡国際センター)の番付編成会議を開き、新十両4人を含む十両昇進力士6人を発表した。

 平成生まれで初の関取となった舛ノ山(19=千賀ノ浦)は、報道陣からのリクエストで、自ら書いた「平成」の紙を手に写真に納まるなど、終始笑顔だった。同じ千賀ノ浦部屋で床山を務める床千や、フィリピン出身の母クリスティーヌさんから祝福された舛ノ山は「次の目標はまずは幕内。今よりもさらに頑張って、上を目指したい」と、力を込めた。

 同じく平成生まれ初の関取となった高安(20=鳴戸)は「今までの苦労が無駄ではなかった。これで1つ、親孝行ができた」と話した。師匠の鳴戸親方(元横綱隆の里)は「高安は3役や、その上を狙える力士」と、期待していた。

 ほかには、学生相撲出身では最も遅い、所要58場所で昇進を決めた剣武(31=武蔵川)、深尾改め明瀬山(25=北の湖)が新十両に昇進した。