第45回NHK福祉大相撲が11日、東京・両国国技館で2年ぶりに開催された。昨年は八百長問題発覚で中止となっていた。子どもとの稽古では把瑠都らが登場して胸を出したが、その中に横綱の子孫がいた。宮城・気仙沼の面瀬小4年の小野寺大耀君で、同郷の江戸時代の9代横綱秀ノ山の末裔(まつえい)。把瑠都を破って笑顔の小野寺君は「強い横綱になりたい」。歌くらべでは大関琴奨菊らが自慢ののどを披露した。催しの純益による福祉相撲号8台が、東日本大震災で被害の大きかった岩手、宮城、福島の3県の団体や施設に贈られた。