日本相撲協会は28日、大阪府立体育会館で夏場所(5月6日初日、両国国技館)の番付編成会議と臨時理事会を開き、関脇鶴竜(26=井筒)の大関昇進を正式に決めた。伝達式を終えた新大関の鶴竜は柔和な表情で胸の内を語った。
-今の心境は
鶴竜
身が引き締まる思い。これから実感が出てくると思う。口上は親方に原型をつくってもらって、自分でさらに考えた。(親方の考えと)ほぼ同じような感じだった。
-口上に観客を意識した言葉を入れた
鶴竜
やっぱり相撲は、お客さんがいないといけない。1人でも多くのお客さんに来てもらって、いい相撲を取れるようにと常に思っていきたい。
-地道に出世した
鶴竜
壁にぶつかり、1つ1つ乗り越えてきた。部屋の皆さんや親方たちからいろいろなことを教えてもらって、ここまできた。
-どのような大関になりたいか
鶴竜
今までと変わらず稽古に精進していきたい。お客さんから、ああ頑張っているなと思われる相撲を取りたい。
-横綱という地位への意識は
鶴竜
今はない。でも(初優勝を逃した)春場所は最後に悔しい思いをした。まずは優勝を目指して頑張っていきたい。